34年ぶりに日本人WRCウイナーが誕生 勝田貴元のサファリ優勝をふりかえる

Mon Apr 06 2026 121

ついに「その瞬間」が訪れた。2026年3月15日、サファリ・ラリー・ケニア最終日。日本の勝田貴元がWRC初優勝を達成。1992年の篠塚建次郎さん以来、およそ34年ぶりに日本人ドライバーがWRCを制したのだ。最終のパワーステージを走り切り、跳躍するマサイの戦士たちに迎えられてストップコントロールでGR YARIS Rally1を停めた勝田は、苦楽を共にしてきたコ・ドライバーのアーロン・ジョンストンと共にクルマのルーフ上に立ち、しばし瞼を閉じたまま勝利の喜びを噛みしめた。僕はクルマの真正面に陣取ったカメラマンたちと押し合いながら夢中でシャッターを切り、小声で叫んだ。「おめでとう、タカ!」と。そして「僕たちの夢も叶えてくれてありがとう」とも。

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